ひと昔前なら、人間の残飯で済まされていたペットの食事。
今ではバリエーション豊かで、グルメ派からヘルシー思考へと、ありとあらゆるペットフードが市販されていて、それぞれ味の好みもあるようです。
みなさんは、どのような食事を与えていますか?
「好んで食べるから」、と好きな物ばかりを与えていると、栄養過多で肥満になり、病気を引き起こす原因にもなりかねません。 また、犬と猫とでは必要な栄養素も違ってきます。
ペットの食事と栄養について、ここで一緒に勉強しましょう。

 


 
店頭に並ぶペットフード。
大きく分けると、缶・ドライフード・半生の3タイプありますが、そのラベルに記された表記をしげしげと読んだことはありますか?
ラベルの表示には、下記の9項目について記入することが義務づけられていて、『ペットフード公正取引協議会』という機関が責任をもって表示を管理しています。
 ・犬用、もしくは猫用の分別
 ・フードの目的(総合栄養食・一般食・おやつ)
 ・内容量
 ・給与方法
 ・製造年月日、または賞味期限
 ・成分
 ・原材料
 ・原産国
 ・事業者の氏名、または名称および住所

この表示を見ることで、用途に合わせたフード選びができます。
 
 
では、そのラベルに記されている「総合栄養食」「一般食」「おやつ(スナックまたは間食)」についてみてみましょう。


● 総合栄養食
こう書かれてあるフードなら、そのフードを毎日の食事として与えていてOK。
総合栄養食とは、その商品と新鮮な水だけで、指定された成長段階において健康を維持することができるフードであるということを表しています。栄養的に適当である製品について、総合栄養食という表示は使われています。
“毎日の食事として栄養的に保証されたフード” ということです。

 
●一般食
こう書かれているフードは、主食として与えることを前提に作られたものですが、フードの成分については栄養的には保証されていません。
ですので長期間、一般食ばかりを与えていると栄養面に過不足が生じる可能性があるので注意が必要です。

 
●おやつ
おやつは間食として作られたものです。
表記された与え方をできるだけ守り、与えすぎに気をつけないと、栄養のバランスを崩して病気を引き起こしたり、カロリーオーバーで肥満を招くことにもなりかねません。
 
 
人間が口にする、甘いお菓子。犬や猫も好んで食べます。
しかし、そこに落とし穴があることを忘れないでください。
ペットが虫歯になった場合、発見が遅れることが多く食事もできなくなってしまいます。
喜ぶ顔を見たくて、可愛さのあまりについつい与えてしまいがちですが、ペットの健康を考えて、十分に注意しましょう。
 
 

 

 
 

 
家で作る食事を与えている家庭は、以前と比べると非常に少なくなってきているようです。
手作り食の中でも、
・家族の残した食事を与えている
・家族とは別に、ペット用の食材を使って食事を作る
・家族と同じ食事を与えている
などがあります。
 
手作り食は、天然の食品を材料にしているので新鮮で、さらに経済的であるといえます。
しかし、栄養面ではどうでしょう?
手作り食によって栄養が過不足しないよう作ることは、けっこう難しいことです。
例えば、60キロの成人が1日に必要とする600ミリグラムのカルシウム。
人間でさえ1日に600ミリグラムのカルシウムを摂取するには苦労いますが、同じ60キロの犬の場合、その10倍の6000ミリグラムのカルシウムを必要としますので、かなりの工夫が必要であると思われます。
その他、ミネラルとのバランスも考えなくてはなりません。
そう考えると、手作り食で栄養過多なく食事を作り、与えるのは困難ではないか?と思います。
 


 
  ワン・ポイントmemo

【猫編】

 

 

トム&ジェリーでお馴染み、『ネコがネズミを追い掛ける』というのは誰もが思い浮かべる光景。
実は、 ネズミにはネコに必要不可欠な栄養素、特に必須アミノ酸「タウリン」(人間や犬は体内で作ることができますが、ネコはそれができないので食餌に含まれている必要があります)が豊富に含まれていたのです。 人間に飼われ、ある程度の「食べ物」と「安全」を確保しながら、ネコたちは遊びをかねて自由にネズミをとらえ、みずから必要な栄養素を補給してきたのです。
タウリンが不足すると、ネコの心臓や眼に悪影響がでることがわかってきています。
 

 
 
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