えぇっ!!ほんまかいな? 日本一小さい?お店 湊川大一印房の巻

車を走らせていると、ふと目に留まった建物(?)があった・・・。 『はん』?どう見てもはんこ屋さん。それにしても小さくないか? のぞき込むと中に人が座っている様子。
早速取材してみよう。
  一 級 印 章 彫 刻 士 の 店  

神戸市兵庫区上沢通1-1-4
TEL・FAX:078-511-8331
AM10:30〜PM18:30
日曜定休



すごい!!狭い!!狭すぎる!!
中に入れてもらったが、ホントに狭い。
このスペースで商売ができるのは、扱い商品が小さいからであろう・・・。
それにしてもすごい!私は感動した。
「別になんもおもろないで。」
と睨みをきかされ一瞬ひるんだが、どうしても話が聞きたくてお願いしてみたら案外あっさり応じてくれた。

区画整理の為の建築で、1坪から半坪(1.6平方メートル)と店構えはさらに小さくなったが「プレハブ」ではなく、一部鉄骨を使用しており、これでも「本格建築」しかも自社ビル(借地では有りません!)なのである。
営業時店頭に出ている商品は、閉店時きっちりシャッター内に収まるように計算されている。・・・ふぅ〜ん、よくできてるね〜 !

 このはんこ屋さんは、以前も新聞で紹介されたらしく、私たちが取材をした後でも、テレビの取材を受けるなど、みんなの注目の的!
そら、この店構えやもん、一度見たら気になって忘れられないでしょう。

だけど、これだけ注目を浴びても、いたってマイペースなのがGOODですよね〜!


↑裏は、こんな感じ。
入るときは作業台をまたいで、すぐ反転し、着座する。
54年間、三木からここまで通い続けているとのこと。お昼はお弁当なので、普段はほとんど店の外に出ることはないそうだ。それなのにストレスは溜まらないらしい。 これが閉所恐怖症の人だったらかなり辛いだろう。 ちなみに三木の実家は広いとのこと。
日曜は、35年間続けてきた野球チームの監督として体を動かしリフレッシュ。

素晴らしいですねぇ〜。

労働大臣検定 一級技能士
脇江禮治さん(67)
建築構造: 木造(一部鉄骨)
中二階建 間口:0.9m (厚めの防火壁を使っているため実間口0.6m)
奥行:1.8m 高さ:3.6m
建設期間:約1ヶ月
※中二階に収納スペース有
脇江さん思い出を語る・・・
「昔は、わしの彫った“はん”がしょっちゅう犯罪に使われて、警察に呼ばれたもんや。(笑)そんなもん、(頼みに来た)本人の“はん”かどうかなんか、分からんやん。」
頼母子講たのもしこうや約束手形などに他人の“はん”を使う犯罪がよくあったらしい。
はんこ人生・・・
【1946年2月】 上沢通で一坪(内、半坪は借地)の店を構えた師匠に弟子入
【1958年】5年の修行の末、店を任されるようになり経営権を買い取り独立
【2000年6月】 区画整理のため立ち退きを迫られるが、多数の応援を受け半坪で再建
 はんこ一筋の人生は、まだまだ続く・・・。


この棚にあるハンは1,000円
脇江さんオリジナル3,500円〜

※今までに一番多かった名前は、やはり“田中”さん。
一つのはんこを彫るのに約2〜3時間かかるそうです。
かなり使い込まれた道具類。
この道具一つで家族を養ってきた。
写真左:はんの大きさによって微調整出来るよう、板の厚さがそれぞれ異なる。
「最初から裏返しに文字を掘っていくんや。日本の漢字全ての反転図が頭に入ってる。」という。

脇江さん。これからも頑張ってください!

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